2025年頃には、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になると言われています。超高齢化の課題に対応していくためには、それに向けて、さらなる在宅医療の推進を図っていく必要があります。
病院におけるチーム医療の中でも、医師や医師以外の医療従事者としっかりとタッグを組める看護師の必要性が高まっています。実際、医師が足りていないことから、看護師が自発的に一部の医療行為を担える特定行為研修制度に注目が集まっています。医療行為ができる看護師は、医師からも患者からも頼られる存在となることが見込まれ、将来性も高いでしょう。
特定行為研修の他に、専門性が高い看護師の資格として挙げられるのが、認定看護師です。認定看護師とは、特定の分野において高い水準の知識・技術を持った看護師として日本看護協会に認められた人のことを指します。
認定看護師の分野は、19領域あり、感染管理・緩和ケア・在宅ケア・認知症看護などさまざまなものが用意されています。認定看護師になれば、立場的に看護チーム全体をリードする存在になるため、目立つことで評価され、昇進しやすくなるでしょう。また、資格手当が出る場合が多いため、収入面でもメリットが大きいです。
そんな認定看護師になるためには、看護師の国家資格を取得し、5年以上の実務経験が必要です。その上で、教育機関で講座を受けて知識を身に付けます。修了後に認定検査を受けて、合格すれば晴れて認定看護師になることができます。